妊娠初期(15週ごろまで)
ママの身体の変化
妊娠初期は、体の中で妊娠を維持するためのホルモンが急激に増える時期です。
その影響で、つわり、強い眠気、だるさ、気分の揺れを感じやすくなります。
赤ちゃんの様子
赤ちゃんは、この時期に脳や心臓、手足などの体の土台となる部分がつくられます。
とても小さいですが、命の土台が一気に整っていく大切な時期です。
この時期に注意したいこと
つわりとの付き合い方
つわりの時期は、無理に食べようとしなくて大丈夫です。
今は「食べられるものを、食べられる時に」で十分です。
この頃の赤ちゃんは、まだごく少ない栄養で育つため、ママの食事量が減っても、すぐに発達に影響が出ることはほとんどありません。
歯のケア
妊娠中は歯茎が腫れやすく、出血しやすくなります。
これは、ホルモンの影響で歯茎の血流が増えるためです。
歯茎の炎症が長く続くと、妊娠経過に影響することがあるため、つわりが落ち着いたら歯科受診をおすすめします。
高萩市では、歯科の受診でも妊婦マル福の対象です。
領収書とマル福、口座番号が分かるものをお持ちになり、市民課 保険年金Gへ申請してください。
食事
妊娠中は、感染症への抵抗力が少し下がります。
生肉や生魚、加熱が不十分な食品には、赤ちゃんに影響する菌が含まれることがあるため、妊娠中は十分に加熱された食品を選びましょう。
また、アルコールやたばこは、赤ちゃんの発達に影響するため、やめましょう。
妊娠中期(16週から27週ごろ)
ママの身体の変化
妊娠を維持するホルモンの変化が落ち着き、体調が安定してくる時期です。
つわりが軽くなり、食欲や活動量が戻ってくる方も多くなります。
一方で血液量が増え、子宮が大きくなることで、動くと疲れやすい、息切れを感じる、立ちくらみが起こることもあります。
赤ちゃんの様子
赤ちゃんは急速に成長し、手足を活発に動かすようになります。
胎動を感じ始め、「お腹の中に赤ちゃんがいる」という実感が強くなる時期です。
聴覚も発達し、外の音に反応するようになります。
この時期に注意したいこと
体重コントロール
妊娠中期は、つわりが落ち着き、体重が増えやすい時期でもあります。
体重が急に増えると、血圧や血糖に負担がかかり、妊娠中やお産の経過に影響することがあります。
食事は栄養のバランスを意識し、無理のない範囲で体を動かすことが大切です。
妊娠後期(28週から出産まで)
ママの身体の変化
妊娠後期は、さらに子宮が大きくなり、体の重心も変わることで、腰痛や恥骨の痛み、息切れを感じやすくなります。
また、体内の水分量が増え、大きくなった子宮が下半身の血流を圧迫するため、浮腫みやすくなります。
夜中に目覚めやすくなり、眠りにくさを感じる方も多い時期です。
赤ちゃんの様子
赤ちゃんは皮下脂肪がつき、外の世界で生活する準備を進めています。
お腹の中で過ごす時間は、赤ちゃんにとって大切な期間です。
この時期に注意したいこと
マイナートラブルとの付き合い方
妊娠後期は、浮腫み、腰痛、こむら返り、息切れなど、様々な不調が出やすくなります。
多くは妊娠に伴う体の変化によるものですが、つらい時は我慢せず、健診時などに相談するようにしましょう。
足を高くして休む、姿勢を意識する、体を冷やさないなど、日常の工夫で和らぐこともあります。
※急な浮腫みや頭痛がある場合は、早めに受診が必要です。
胎動のこと
妊娠後期は赤ちゃんの動きを毎日感じられる時期です。
赤ちゃんは寝たり起きたりを繰り返しますが、全く動かない時間が長く続く場合は注意が必要です。
いつもより動きが少ない、感じにくいときは「様子を見ていいのかな」と迷わず、早めに病院へ相談してください。
いざという時のために
妊娠後期は、「もし今病院へ行く必要が出たら」を具体的に考えておくことが大切です。
- 日中、夜間の交通手段
- 送迎を頼める人の確認
- タクシーを利用する際の連絡先
- 上の子がいる場合の預け先等
事前に決めておくことで、いざというときに落ち着いて行動できます。
陣痛が来た時や破水した時など、どのタイミングで病院に連絡し受診するのかを、健診の際に確認するようにしましょう。
出産後は、睡眠不足やホルモンの変化、生活の変化が一気に訪れ、心や体が想像以上に疲れやすくなります。
妊娠中のうちから、家事や育児の分担、困ったときに頼れる人について、家族で話し合っておきましょう。
また、産後の生活のイメージを共有しておくことが、安心して赤ちゃんを迎えることに繋がります。