高萩市立小中学校適正規模・適正配置実施計画

策定の背景と必要性

全国的な少子化の傾向と同様に、高萩市においても、少子化が大きな課題となっています。本市における現在の児童生徒数は、急激な少子化などの影響により20年前の約半数まで減少し、小・中学校の小規模化が進んでいます。国立社会保障・人口問題研究所(以下「社人研」)による本市の将来人口の推計は、今後も引き続き減少を続ける見込みとなっています。このため、本市では人口減少対策として「高萩市創生総合戦略」に基づく各種施策に取り組んでいますが、それでも児童生徒数の減少は避けられず、学校の小規模化に伴い、集団の中での児童生徒の社会性やコミュニケーション能力が身に付きにくい、意欲や成長が引き出されにくいといった影響などが懸念されています。また、確かな学力の向上のための一層の取組や小中一貫教育の推進、老朽化した校舎の改築など、新たな教育課題への対応が求められています。
これらの課題に的確に対応し、学校教育の充実と教育環境の改善を図るためには、児童生徒数の動向や校舎の改築時期などを踏まえ、学校の適正規模化・適正配置を進める必要があります。
加えて、グローバル化や情報化が進展するなど社会が大きく変化するなか、教育のスタイルもGIGAスクール構想による1人1台端末の整備など大きく変わってきています。さらに、新型コロナウイルス感染症拡大による長期休業や新しい生活様式の実践など、誰もが予想しなかった時代を迎えています。
本市では、高萩市教育大綱において「主体的に学び、未来を切り拓く地域人の育成」を基本理念とし、次代を担う子どもたちが一人一人のもつ個性や能力、可能性を一層伸ばすための教育の充実に努めています。そして、新しい時代、予測困難な時代を自ら切り開く力を身に付けるためには、主体的・協働的な学びの充実が求められるなど、学校教育がますます重要な時代を迎えています。
高萩市教育委員会では、令和5年3月に本市の児童生徒にとって望ましい学校規模などの方針である「高萩市立小中学校適正規模・適正配置基本方針(以下「基本方針」)」を策定しました。
本計画は、高萩市内の小・中学校施設を対象とし、基本方針を基に、児童生徒の学びの場として望ましい教育環境を整備するとともに、安全安心で魅力的な学校をつくるために必要な学校像、再編の考え方、実現のための方策を定めることを目的とします。
 

高萩市立小中学校適正規模・適正配置実施計画(令和6年3月策定)

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  • 【ID】P-6854
  • 【更新日】2024年4月1日
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