都会と地方が程よくブレンドされたまち
取材:2016年
高萩市に移住したきっかけは?
釣りが好きで、海釣りと渓谷釣りが両方楽しめる場所を探していて、海も山もある高萩市に住みたいと思ったことがきっかけです。
地域に溶け込めるか心配ではなかったですか?
高萩市は、半分が街、半分が農地や里山と適度にブレンドされているので、お互い干渉しすぎない都会的な部分と、求めれば温かく迎え入れてくれる地方的な部分があり、自分には心地よい場所を選べたので不安はありませんでした。
高萩市内でお気に入りの地域はありますか?
散歩がてらにいろいろ歩いているのですが、花貫ダム辺りから高戸小浜まで高萩市の歴史を学んで散歩すると、新しい道や古い道を発見できて、探検しているみたいで楽しいです。
驚かれることもあるのですが、20キロメートルくらい散歩しています。移住してからの方がよく歩いていますね。
高萩市に移住を考えている方にアドバイスなどありますか?
とにかく一人ひとりのウェイト値が高い。自分がやったことがこの地域で役に立ったなと実感できることが多いので、何かやろうとしている人にはいい場所だと思う。
「昨日駅前あるいていたね」とか「畑やってたね」とか、都心よりはプライバシーっていうものはないかもしれませんが、移住者に対して皆さん優しくしてくれます。
高萩市にきて始めたことはありますか?
里山文化ネットワークというNPOに入りボランティア活動を始めました。海岸の清掃活動や、高校生に木工を教えたり、畑で大根を作ったり、いろいろ活動しています。農業の方や木工をやられている方など、様々なメンバーがいるので、一緒に活動して自分自身もたくさん学んでいます。家庭菜園も始め、それも楽しみの一つです。
また、廃校になった君田小・中学校で2018年の秋にドローンの学校ができたので、実習と座学を3日間行ったのですが、運良く一対一で教えていただき充実した時間を過ごしました。無事卒業でき、ドローンも購入し、今はドローンで高萩市の紅葉などを撮影したいなと夢も広がっています。
プロフィール
氏名:奈良 尚(なら ひさし)さん
出身地:埼玉県
移住:2017年8月