高萩市土地開発公社は、令和3年10月12日付けで茨城県知事より解散の認可を受け、その後清算手続きを経て、令和3年12月21日開催の公社清算人会の承認をもって清算結了しました。
高萩市土地開発公社設立の経緯と背景
高萩市土地開発公社は、「公有地の拡大の推進に関する法律」に基づき、昭和50年4月に高萩市の全額出資により設立し、公共事業用地の先行取得を中心とした業務を担うと共に、工業団地の造成事業を行うなど、高萩市のまちづくりに大きな役割を果たしてきました。
経済情勢の変化と公社の解散
平成のバブル期以降、地価下落等の社会経済情勢が大きく変化する中、設立当時の状況と比べると、公共事業のための公社による先行取得の必要性を含め、公社自体の存在意義が薄れる状況となりました。
このような状況を踏まえ、市は、公社との協力により解散に向けた土地処分を進め、令和3年9月定例市議会において公社解散の議案を上程し、議決されました。
市議会での議決を受け、茨城県知事へ公社解散の認可申請を行い、令和3年10月12日にその申請が認可されました。
解散後の公社は、清算処理を開始し、その残余財産を出資団体である市に引き継ぎ、令和3年12月21日に公社としての清算手続きを完了しました。
清算結了までの流れ
- 令和3年9月22日
市議会にて公社解散の議決 - 令和3年10月12日
茨城県知事の認可により公社解散
(登記日:令和3年10月12日) - 令和3年10月15日、10月18日、10月21日
公社清算事務・官報にて解散公告の実施(3回) - 令和3年12月17日
公社残余財産の処分完了 - 令和3年12月21日
清算結了(登記日:令和3年12月22日) - 令和3年12月28日
茨城県知事へ清算決了の届出