1歳までの変化
※あくまで目安です。成長には個人差があります。
母子健康手帳記載の成長曲線に沿ってその子なりに成長していれば心配ありませんが、気になることがある時はご相談ください。
- 健康づくり課 (電話番号:0293-24-2121)
- 子育て支援課 (電話番号:0293-23-2129)
0ヶ月
飲んでは寝る、をくりかえしますが、一日中泣いている場合も。
昼夜の区別なく2~3時間おきに目を覚まし、おっぱいやミルクを飲んでまた寝るを繰り返します。
ときには抱っこじゃないと眠れず、ずっと抱っこになる時も。
ママが授乳に不慣れであると同様に、赤ちゃんもまだおっぱいを飲むことに慣れていません。
くわえさせ方や抱き方を工夫して、お互いに良い授乳スタイルを見つけましょう。
不快な感覚には全て泣くことで表現します。
お腹がすいた、オムツが汚れている、暑い、寒いなどの感情を泣いて知らせてくれます。
赤ちゃんが泣いた時にはまず抱っこをして安心させてあげて、それから不快な理由を探してあげましょう。
「新生児微笑」と呼ばれる赤ちゃんが微笑んでいるように見える現象があります。
他にもビクッとしたように両手を広げる「モロー反射」という新生児期だけの反応が見られます。
今だけの可愛らしい反応を楽しんでください。
1ヶ月
身長は出生時より約4~5cmのび、体重も約1kg増えて全体的にふっくらした体つきになります。
授乳のリズムはまだ整わない時期ですが、授乳間隔が空く赤ちゃんもいます。
授乳時間は気にせずに欲しがったらあげてください。
体を反らせたり手足をバタバタと動かすようになります。
首はまだグラグラしていますが、顔を左右に動かせるようになり目の前のおもちゃを目で追ったり、うつぶせにすると顔を少し横に向けられる子もいます。
まだ昼夜の区別はありませんが、寝て起きてを繰り返す新生児期に比べ、次第に起きている時間が長くなります。
窓のそばで新鮮な空気に触れさせたり、少しの間抱いてベランダに出たりと外気に慣らしていきましょう。
ママの顔をじっとみつめたり、ガラガラの音に反応することもあります。
ベビーバスを卒業して、大人と一緒に湯船に入ることができるようになります。
1か月検診を受けましょう。
健診のクーポンは使えませんが、大切な健診です。
2ヶ月
授乳間隔が空き、授乳時間も短くなっていきます。
おっぱいの飲み方も上手になり、お腹がいっぱいになると自分から乳首を離す赤ちゃんもいます。
手足の動かし方がスムーズになってきます。
夜にまとめて眠る赤ちゃんも多くなりますが、まだ昼夜逆転の赤ちゃんもいます。
夜は部屋を暗くする、朝になったらカーテンを開ける、など生活リズムを整えていきましょう。
一日 10分から15分のお散歩も効果的です。
日差しの強い時間や寒い時間帯を避け、抱っこやベビーカーで外に出てみましょう。ママの気分転換にもなります。
あやすと喜び、泣くこと以外で声を出す「なん語」が始まる赤ちゃんがいます。これは言葉の始まりです。
「あー」「うー」など機嫌よく声を出していたら、声を真似したり積極的に声を掛けてあげましょう。
また、予防接種が始まります。
接種時期や期間がありますので、スケジュールを確認しましょう。
3ヶ月
体重は出生時の約2倍になり、身長は平均で11センチから13センチ伸びます。
赤ちゃんらしいふっくらした体形になってきます。
首がしっかりしてきて、うつぶせにすると腕で支えて頭を少し持ち上げられるようになります。
手の発達も進んで、ガラガラなど軽いおもちゃを少しの間握れるようになります。
あやされると声を出して笑うなど、少しずつコミュニケーションがとりやすくなってきます。
徐々に授乳リズムが整ってきて、授乳回数は一日 6~10回くらいになります。
途中で飲むのをやめたり、飲み終わっているのに乳首を離そうとしないなどの遊び飲みや飲みむらが出てくることもあります。
指しゃぶりを始める子もいます。
昼夜の区別がつき、生活リズムが生まれます。
夜も少しずつまとまって眠ってくれるようになっていきます。
この頃、夕方になると理由もなく泣き出す「たそがれ泣き」が始まる子もいます。
おもちゃを握ったり布を引っ張る遊びが楽しい時期です。
ガーゼなどの端を持たせて、ママと引っ張り遊びをしても楽しいでしょう。
3か月から6か月健診を受けましょう。
体の発達の大切な節目です。
乳児一般健康診査受診票を使って健診を受けましょう。
4ヶ月
首がかなりしっかりしてきて、たて抱きにしてもほとんどぐらつかなくなります。
頭を立てて周囲のものを見るようになることで、立体感や遠近感が理解できるようになります。
絵本に興味を示し始める頃ですので、ぜひ絵本の読み聞かせを始めましょう。
ママ・パパの声やカラフルな絵柄は赤ちゃんが大好きなものです。
昼夜の区別がつき始めます。本格的にリズムを整えましょう。
睡眠のリズムが整い、昼寝が一日2~3回にまとまってきます。
朝起こす時間・授乳・お昼寝・お風呂・電気を消す時間などをほぼ毎日同じ時間に繰り返すことで一日の流れが自然に決まってきます。
離乳食の先駆けとして、大人が食べている様子を見せてあげることも始めましょう。
偶然触れたものを手につかんだり、指しゃぶりが盛んになってきます。
感情を体全体で表現するようになります。
手足をバタバタさせたり、体をのけ反らせて大泣きしたり。他にも「なん語」の種類が増え、機嫌が良いときは声を出したり、周囲を眺めたりして一人遊びをすることができるようになります。
5ヶ月
ほとんどの赤ちゃんは首がすわるようになり、うつぶせで上半身をしっかりと起こしたり、両手を使って遊べるようになります。
寝返りを始める赤ちゃんも多くなる頃です。
まだ一日の半分以上は寝ている時期ですが、そろそろお母さんからの免疫が切れる頃。
病気にかかりやすくなりますので、人ごみに連れて行くのはなるべく控えめにしたほうが安心です。
離乳食を始める頃です。
まずスプーンを口に入れることに慣れさせることから始めましょう。
大人の食べる姿に反応を示す、よだれが出る、首すわりがしっかりしている、支えがあれば座れる、ことが開始の目安です。
6ヶ月
個人差が目立つ頃。
小柄であったり、大柄だったりと気になってしまいますが、元気できげんも良く、発育曲線に沿ってその子なりに育っているなら問題ありません。
両手で支えれば短時間お座りができるようになりますが、丸い背の不安定な姿勢は倒れやすいため、まわりにクッションをおくなど注意してください。
寝返りができる子が多くなります。
腰を持ち上げてあげるなど、寝返りの練習をするのも楽しい遊びになります。
手の動きが発達し、持ったものを持ち替えることができるようになります。
感情が豊かになり、いろいろな理由で泣くようになります。
泣き方の違いが分かるようになるとスムーズに対応できますね。
夜に泣いて起きる「夜泣き」をする子が出てくる頃です。
背中をトントンたたいてあげたり、抱っこしたり、ベランダで外気に触れさせるなど気持ちを落ち着かせる、その子にあった夜泣き対策をしましょう。
赤ちゃんは理由があって泣き、解決したら泣き止むようになります。
欲しいものに興味を示ししたり、指で示したりするようになるので、赤ちゃんの意思が伝わりやすくなります。
できるだけ様子に注意して赤ちゃんの気持ちを汲み取ってあげましょう。
そろそろ乳歯が生え始める子もいます。
生え始めのこの時期は、口周りに触れられることに慣れさせるよう、離乳食や授乳後にぬれたガーゼで口の周りや口の中を拭くことから始めましょう。
歯の生え始めは違和感を感じるものです。
かじっても良いおもちゃなど歯固めを用意してあげると良いでしょう。
7ヶ月
ねんねを卒業して一日の生活リズムがかなり安定してきます。
夜は部屋を暗くする、朝はカーテンを開けて明るくするといった基本的な生活習慣は毎日繰り返して行きましょう。
両手で支えていなくてもしばらくの間、背筋を伸ばして座れるようになります。
おすわりのまま遊べる赤ちゃんもいて、遊びの視野はますます広がります。
また、手指の動きがさらに発達して、親指とそのほかの指で物を挟んで持てるようになります。
ママの言葉や行動に興味を示し始めます。
話しかけには一生懸命聞こうとしてくれますし、手遊びやまねっこ遊びなど、赤ちゃんからの働きかけに応える遊びをしてコミュニケーションを楽しみましょう。
離乳食からの栄養は30%から40%に。
栄養バランスも意識して与えるようにしましょう。
授乳時間の2回を離乳食にします。
1回目と2回目の間は3時間から4時間空けます。
おふろや就寝の時間を考えて2回目はなるべく遅くなり過ぎないようにし、できるだけ同じ時間にあげるようにしましょう。
離乳食後は欲しがるだけおっぱいをあげましょう。
8ヶ月
体重の増え方よりも身長の伸びが著しく、ふっくらした様子が落ち着き、次第にほっそりした体形になっていきます
おすわりが安定して、はいはいやつかまり立ちをする子が多くなります。
動き始めたら赤ちゃんが自由に動いても良い安全なスペースを確保してあげましょう。
また、ボタンや細かな部品などが床に落ちていると飲み込んでしまう恐れがあります。注意しましょう。
昼間たっぷり運動することで夜はぐっすり眠ることができるようになります。
運動量が増えて食べる量も増えていきますが、まだ栄養のメインは母乳やミルクです。
離乳食の後は欲しがるだけあげましょう。
また、口をモグモグと動かして舌で食べ物を押しつぶすような動きをしているかチェックしましょう。
食べたい意欲が増してきて、自分からスプーンを持とうとする赤ちゃんもいます。
言葉の意味は分からなくても話しかけに反応するようになります。
「いないいないばぁ」が楽しめるようになり、ママやパパとの遊びも一層楽しくなります。
人見知りがピークになり、同時にママへの後追いが激しくなることもあります。
どちらも今の時期だけの成長の証ですので、優しい気持ちで受け止めてあげるようにしましょう。
9ヶ月
はいはいが上達し、つかまり立ちを始める赤ちゃんもいます。
目線が高くなり、視野が広がりますので、さらに室内の事故予防への注意が必要になります。
ほとんどの赤ちゃんが午前と午後のそれそれ一回お昼寝するようになります。
バナナのかたさの食べ物を歯茎でつぶして食べられるようになると3回食に進められます。
後追いする赤ちゃんが増え、またママの声や表情から喜んでいる・怒っているいるがわかるようになっています。
そろそろコップで飲む練習を始めましょう。
この時期は鉄分が不足しがちになります。
必要ならミルクの代わりにフォローアップミルクを与えましょう。
9か月から11か月健診を受けましょう。
はいはいやつかまり立ちができるか、バイバイなど大人のマネをするかなど、体と精神面の発達をチェックします。
乳児一般健康診査受診票がありますので受けてください。
10ヶ月
多くの赤ちゃんがつかまり立ちをするようになります。
伝い歩きを始める子もいますが、まだまだ不安定です。
床にマットなどを敷いておくと転んだ時に安心です。
歩き回れるスペースを作ったり、公園や子育て施設などで好きなように動くことができると満足してくれます。
昼間にたくさん体を動かすと夜にぐっすり眠れるようになります。
手指がさらに器用になり、シールをはがしたり、物をつまんだりすることもできるようになります。
また、両手に持ったおもちゃを打ち合わせたり、持ち直したりと左右の手を上手く使うようになります。
泣く以外に自分の意思を伝えることができるようになります。
欲しいものを指差ししたり、嫌なものを手で払うなどすることも。
良い行いはいっぱいほめてあげてください。
もっとやろうと意欲が芽生えます。
手づかみ食べをする赤ちゃんも出てきます。
できるだけしたいようにしてあげることで食べる意欲を育てることができます。
ママは大変ですが、食事エプロンを着せたり、新聞紙やレジャーシートを敷くなどお掃除が楽になるように工夫するとよいでしょう。
言葉の理解が進み、こちらの問いかけに答えてくれるようになります。
「ちょうだい」と手を出すと持っているおもちゃを渡してくれたりします。
11ヶ月
伝い歩きが上手になり、いよいよ一人立ちができる子も多くなります。
お子さんによっては昼寝が一日一回になり、起きている時間も長くなります。
早寝早起きを心がけ、生活リズムを整えましょう。
言葉の理解がさらに進み、簡単なやりとりが楽しめるようになります。
まだ言葉にはならないものの、話しかけた言葉をたくさん溜め込んでいる時期です。
たくさん話しかけてあげましょう。
「○○したいのね」など、気持ちを代弁してあげることも言葉の発達を促すきっかけになります。
離乳食をよく食べるようになる一方で、遊び食べや食べムラが出てくる頃です。
テレビを消す、興味がいってしまいそうなおもちゃなどはしまう、など食べることに集中できる環境づくりをしましょう。
また、食事途中でも完全に遊びに気がいってしまった時には切り上げてしまうメリハリも大切です。
歯みがきの習慣をつけ始める時期です。
唾液の分泌量が少なくなり、むし歯になりやすい時期です。
ご飯を食べたら磨く、ママやパパに仕上げ磨きをしてもらう、といった習慣をつけておくことが大事です。
1才
歩き始める子どもが多くなります。
外でのお散歩を積極的に取り入れて、自然と触れ合う機会を増やしましょう。
砂遊びや水遊びが面白いです。
意味のある単語が1・2つ出てくる子も。
言葉にならなくても声を発したときは、声を真似したり気持ちを代弁してあげたりと応えてあげましょう。
離乳食からほとんどの栄養を摂るようになります。
1日3回で足りない栄養は1・2回のおやつ(おにぎりや果物などのお菓子ではなく食事の補食として)を与えましょう。
卒乳を考えても良い時期ですが、ママと赤ちゃんとのコミュニケーションの一つですので、無理に止めなくても。
1才健診を受けましょう。
健診クーポンはありませんが、栄養状態や言葉の理解など精神発達を診る大切な健診です。