熱中症は予防が大事

熱中症は、高温多湿な環境で、体温調整機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまうことで生じます。
特に梅雨明けなど、急に暑くなる時季は体が暑さに慣れていないため、熱中症やその疑いによる救急搬送者数が増加しています。いつでもどなたも条件次第で熱中症になる危険がありますので、正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけながら、この夏を乗り越えましょう。

熱中症予防のポイント

暑さを避けましょう

  1. エアコンの設定温度や扇風機を利用して、部屋の温度を調節しましょう。
  2. 遮光カーテン、すだれ、打ち水で、環境を整えましょう。
  3. 暑い日・時間帯の外出は避け、活動は無理のない範囲で行いましょう。
  4. 涼しい服装を心がけ、外出時は日傘や帽子を活用しましょう。
  5. 急に暑くなった日には、特に注意しましょう。
  6. 熱中症は、その日の体調が影響します。
    前の晩に深酒をしたり、朝食を抜くなどの状態で暑い環境に行くのは避けましょう。
  7. 少しでも体調に異変を感じたら、涼しい場所に移動し、水分を補給しましょう。

「暑さ指数(WBGT)」を活用

暑さ指数(WBGT)」とは、気温・湿度・放射熱を基に算出した指数です。
同じ気温でも、温度が高ければ熱中症になりやすくなります。
気温だけでなく、暑さ指数予測を活用して熱中症を予防しましょう。

暑さ指数予測は、下記の環境省ホームページからご覧ください。
【環境省】熱中症予防情報サイト「暑さ指数(WBGT)の実況と予測」

熱中症の警戒情報に注意

熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予想される日の前日午後5時頃、
または当日朝5時頃の1日2回、気象庁と環境省から発表されます。

「熱中症特別警戒アラート」は、令和6年度から運用が開始され、気温が特に著しく高くなり、
熱中症による重大な健康被害が生ずるおそれがある場合に、環境省から発表されます。

警戒情報は、下記の環境省ホームページからご覧ください。
【環境省】「熱中症予防情報サイト」

なお、「熱中症特別警戒アラート」は、過去に例のない危険な暑さが予測されますので、
危険な暑さから避難するための場所として、市内施設等に「クーリングシェルター」が開設されます。

【高萩市指定】「クーリングシェルター」※開設調整中

こまめに水分補給をしましょう

  1. のどが渇く前に、こまめに水分補給しましょう。
  2. 大量に汗をかいたときは、スポーツドリンクや塩あめなどで水分とともに塩分も補給しましょう。

日頃から健康管理をしましょう

  1. 日頃から体温測定や健康チェックをしましょう。
  2. 体調が悪いと感じたときは、無理せず自宅で静養しましょう。

暑さに備えた体づくりをしましょう

  1. 暑くなり始めた時期から、適度に運動をしましょう。
  2. 水分補給を忘れずに、無理のない範囲で行いましょう。
  3. 「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度行い、体が暑さに慣れるようにしましょう。

下記の人は特に注意!

  • 小さなお子さん
    • 汗腺をはじめとした体温調節機能が十分に発達していないため、気温が皮膚温よりも高くなったときに深部体温が上昇し、熱中症を起こしやすくなります。
    • 身長の低いお子さんは、地表面からの熱の影響を受けやすく、大人よりも熱中症になりやすいので、特別な注意が必要です。
  • 高齢者
    • 暑さを感じにくく、体温調節機能も低下し、暑さに対する抵抗力が少なくなっているので、注意が必要です。
    • のどの渇きを強く感じないため、水分不足になりがちで、気づかないうちに熱中症を発症している場合があります。熱中症にならないためには、のどが渇いていなくても、こまめに水分を補給しましょう。
  • 持病のある人・熱中症になったことがある人
    • 糖尿病、高血圧症、心疾患、腎不全、精神神経系の疾患、広範囲の皮膚疾患で治療を受けている人は、熱中症を発生しやすいとされています。また、以前熱中症になったことのある人も特に注意しましょう。
  • 体調の悪い人
    • 寝不足や疲れがたまって体調が悪いときや、二日酔いや下痢で体内の水分が減っているときには、体温を調節する身体の仕組みが普段通りに働かないため、熱中症を起こす危険性が高くなります。
  • 肥満や運動不足、暑さに慣れていない人
    • 皮下脂肪が多いと、身体の中の熱を逃がしにくくなり、また、重い身体を動かすため、より多くの熱が発生するため、危険性が高くなります。また、体力や持久力の低い人も暑さに弱いため、注意が必要です。

 

こんな症状があったら、熱中症を疑いましょう

熱中症の症状と重症度

症度 主な症状 処置
軽度  ・めまい、失神
 ・筋肉痛、筋肉の硬直
 ・大量の発汗
 現場での応急処置が可能
 中等症  ・頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐
 ・力が入らない
 ・体がぐったりする(熱疲労・熱疲弊)
病院への搬送が必要
重症  ・意識がなくなる
 ・けいれん
 ・歩けない
 ・刺激(呼びかけ)への反応がおかしい
 ・高体温(熱射病)
入院・集中治療が必要

 

熱中症になったときの応急処置

もし、あなたの周りの人が熱中症を発症した場合には、落ち着いて周りの状況を確かめて、下記のとおり対処しましょう。
最初の処置が肝心です。

意識がある・反応が正常な場合

  1. 涼しい場所へ避難させる
    (風通しのいい日陰、クーラーの効いた室内 など)
  2. 衣服を脱がせ、体を冷やす
    ※体に水をかけたり、ぬれタオルをあてて扇ぐことも効果的です。
  3. 水分・塩分を補給する
    (スポーツドリンク・塩飴 など)
    ただし、水を自力で飲めない、または症状が改善しない場合は、直ちに救急車を呼びましょう。

意識がない・反応がおかしいとき

  1. 救急車を呼ぶ
  2. 涼しい場所へ避難させる
    (風通しのいい日陰、クーラーの効いた室内 など)
  3. 衣類を脱がせ、体を冷やす
    ※体に水をかけたり、ぬれタオルをあてて扇ぐことも効果的です。
  4. 医療機関に搬送する
    倒れたときの状況が分かる人が医療機関に同行しましょう。

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  • 【更新日】2025年4月23日
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