国内でデング熱に感染したことが確認された患者が報告されています。
屋外の蚊が多くいる場所で活動する場合は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊にさされないよう注意してください。
デング熱とは
- 蚊が媒介するデングウイルスによる疾患で,アジア,中東,中南米,オセアニア等の世界の広範な地域で流行しています。
- ヒトが感染してもデング熱を発症する頻度は10から50%です。
- ヒト(患者)-蚊-ヒトという経路で蚊を媒介して感染し,ヒトからヒトへ直接感染することはありません。
症状は?
- 潜伏期間は多くは3日から7日とされ,その後,発熱,発疹,頭痛,筋肉痛,関節痛などの症状がみられます。
- 通常の患者は発病後2日から7日で解熱し,そのまま治癒します。
- まれに重症化して,出血傾向やショック症状がみられることがあります。
予防の方法
国内ではヒトスジシマカ(主に昼間吸血する習慣がある)がデング熱を媒介する可能性があるため,蚊との接触を避け,刺されないようにすることが重要です。具体的な方法としては,
- 長袖,長ズボンを着用するなど,屋外で活動する時には肌の露出をなるべく避ける。
- 虫よけ剤などを使用し,蚊を寄せ付けないように注意する。
- 室内も蚊の駆除を心掛ける。
- 蚊の幼虫の発生源を作らないように注意する。
(蚊は水辺に産卵する。下水溝,廃タイヤの中や水桶等人工的な環境でも産卵し増殖する。)
リンク:厚生労働省 デング熱について