1 のら猫
のら猫への無責任なエサやりはやめましょう!
「かわいそうだから」とエサを与えるだけで、不妊去勢手術やトイレなどの管理をしない無責任な行為は、結果的にのら猫が増え、ご近所迷惑なだけでなく、交通事故や病気などで死亡する不幸な猫を増やしてしまう、誤った動物愛護です。
のら猫が庭に寄りつきます…どうにかしてもらえませんか?
市や県動物指導センターでは、のら猫の捕獲や駆除は行っておりません。
ただし、自活できない負傷した猫や、生まれたばかりの子猫の場合は、茨城県動物指導センターへお問合せください。
※ダンボール等に入れられ明らかに遺棄されている場合は、警察へ通報してください。
★侵入防止策として、ホームセンターなどで手に入るのら猫避けグッズの他に、忌避剤や木酢液、コーヒー豆のかす、タマネギの薄切り、赤トウガラシを刻んだものなどを庭にまくと効果があります。
⇒詳しくは、猫が庭などに入らないようにする方法のページをご覧ください。
●茨城県動物指導センター
TEL 0296-72-1200
〒309-1606 笠間市日沢47
ホームページ : http://www.pref.ibaraki.jp/soshiki/hokenfukushi/doshise/index.html
2 地域猫活動
「地域猫活動」とは?
飼い主のいない猫の過剰繁殖や糞尿による被害等を防止するために、地域住民などの活動者が主体となって行う不妊去勢手術や餌の管理、排泄物の処理等の活動をいいます。
この活動は、不妊去勢手術による一代限りの飼養や新しい飼い主探しにより、将来的に飼い主のいない猫をなくしていくことを目的としています。
平成29年度から茨城県で地域猫活動推進事業を実施しています。
市町村が介入し、地域住民の理解が得られ、地域猫活動を実践していく地域猫活動グループに対し、技術的支援(説明会への参加,啓発資材の配布及び猫の捕獲器の貸与等)及び不妊去勢手術の費用の支援をします。
- 申請方法やガイドブックなど詳細についてはこちら ⇒ 地域猫活動推進事業
3 さくらねこTNR
「さくらねこ」とは?
去勢・不妊手術済みの印に、耳先をさくらの花びらの形にカットしたねこの事です。この耳のことを、さくら耳といいます。
猫の耳をカットするのはかわいそう…と思うかもしれませんが、去勢・不妊手術を受けた証です。TNRを行う上で、猫が2度捕獲されてしまうことを防ぎます。
飼い主のいない猫による、様々な相談が寄せられます。しかし、直接対処することが難しく、また、猫は繁殖力が強いことから不幸な命が増えやすい動物です。
このような問題に対して「TNR」を行うことは自然減少・頭数抑制等をすることが期待でき、トラブルを未然に防ぐことに繋がると考えられます。
高萩市では、公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア 団体等と連携してTNR事業を行います。
「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR (Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印 として耳先をさくらの花びらのように V 字カットする)」を実施することで、繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主 のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。
【市内のさくらねこTNR実施状況】
- 令和6年 5月 3頭
- 令和5年度 20頭
- 令和4年度 35頭
- 令和3年度 75頭(うち多頭飼育救済分7頭)
- 令和2年度 11頭
- 平成30年度 50頭
●公益財団法人どうぶつ基金
動物の適正な飼育法の指導・動物愛護思想の普及等を行い、環境衛生の向上と思いやりのある地域社会の建設に寄与することを目的とする団体です。
(ホームページ:https://www.doubutukikin.or.jp/activity/campaign/story/)