1 動物愛護の基本原則
平成28年12月に「茨城県犬猫殺処分ゼロを目指す条例」が施行されました。
すべての人が、みだりに命ある動物を虐待することのないようにするだけでなく、人と動物の共生に配慮しながら、適正に取り扱うようにしなければなりません。
身近な動物である犬や猫の飼い方をもう一度考え、動物たちと幸せに暮らせる社会を目指しましょう。
2 飼い方とマナーについて
動物のいる生活は私たちに潤いと安らぎをもたらしてくれます。
しかし、「放し飼い」や「のら猫へのエサやり」などに関する苦情が多く寄せられています。
飼い方のマナーを守らない人によっては、ご近所トラブルの原因にもなってしまいます。
身近な動物である犬や猫の飼い方をもう一度考え、動物たちと共生するまちをつくっていきましょう。
放し飼いにしないで!
人を噛んだり追いかけたりするだけでなく、交通事故に遭うこともあります。
散歩のときもリード(引き綱)は必ずつけて、放さないようにしましょう。
猫は室内で飼いましょう!
屋外は猫にとって交通事故や病気など危険がいっぱいです。
また、ふんやいたずらなどで、ご近所の迷惑になります。
危険やトラブルを避けるために、猫は室内で飼うよう努めましょう。
ふんは必ず持ち帰ろう!
道路や公園、人の庭などにふんが放置されると、皆さんがとても困ります。
散歩中に犬がふんをしたときは、必ず持ち帰りましょう。
鳴き声やにおいに気を付けて!
犬がむやみにほえないようにしつけましょう。また、飼っている場所を清潔に心がけましょう。
迷子にしないで!
飼っている犬や猫が迷子になってもすぐに家に帰れるよう、鑑札・注射済票や名札、マイクロチップの装着に努めましょう。
不幸な命を増やさないで!
多数の子犬や子猫が生まれてしまい、飼いきれなくなって県に引き取りを求める例が見受けられます。
生まれてから困らないように、飼っている犬や猫に不妊去勢手術をしましょう。
世話は最後まで!
飼っている犬や猫が寿命を迎えるその日まで大事に世話をしてください。
これから飼おうと考えている方は「最後まで飼えるのか?」、もう一度考えてみましょう。
3 犬・猫に関する相談について
犬がいなくなった場合
すぐに茨城県動物指導センターへ連絡してください。
ホームページでは、保護されている犬の情報も掲載されています。
やむを得ず飼えなくなった場合
犬や猫などのペット動物は、終生飼育することが基本です。
やむを得ず飼えなくなった場合は、自らの責任において新たな飼い主を探してください。
犬や猫などの動物を捨てたり、いじめたりすると「動物の愛護及び管理に関する法律」により罰せられることがあります。
どうしても飼い主が見つからない場合は、捨てずに茨城県動物指導センターへ連絡してください。
●茨城県動物指導センター
TEL 0296-72-1200
〒309-1606 笠間市日沢47
ホームページ : http://www.pref.ibaraki.jp/soshiki/hokenfukushi/doshise/index.html
迷い犬・猫情報:http://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/doshise/hogo/mayoiinuneko.html
4 ペットの災害対策について
災害発生後、火災や倒壊によって自宅が被害を受けて避難所生活を余儀なくされた時、多くの被災者は恐怖や不安から平常心を失っています。ペットも、見知らぬ集団の中、ストレスから異常行動をとったり体調を崩してしまうかもしれません。
環境省では、ペットの災害対策として、災害時の備えをまとめたパンフレッや、熊本地震や東日本大震災における被災ペット対応の報告書など、様々な情報をホームページに掲載しています。
いざというとき、飼い主とペットが安全に避難できるよう、 住まいの安全確認、備蓄品の用意、避難ルートの確認など、普段から考え備えておきましょう。
●環境省 自然環境局 総務課 動物愛護管理室
ペットの災害対策: https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/disaster.html
【平成30年10月3日更新】
災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>:
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3009a.html