ダニ媒介感染症に注意しましょう
県内のペット(猫)から重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の陽性が確認されました。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは?
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、SFTSウイルスを保有するマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。
- 主に病原体を保有するマダニに刺されることにより感染しますが、感染した動物や患者の血液や体液との接触により感染することもあります。
- 潜伏期間は6~14日(通常7~10日)とされており、主な症状は、発熱や全身倦怠感、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)です。重症化すると死に至ることもあります。(致命率約30%)
- 特異的な治療方法はないため、対症療法が中心となります。
ペットのダニ対策
- ダニ駆除剤の使用等について獣医師と相談する。
- ペットが外から帰宅したらダニが付いていないか確認する。
- ダニが皮膚に食い込んでいる場合は病院へ。
ダニに刺されないためのポイント
- 肌の露出を少なくする
- 明るい色の服を着る
- 虫除け剤を使用する
ダニに刺された時の対処法
- 無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置(ダニの抜去・洗浄など)をしてもらいましょう。
- ダニに刺された後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けてください。