住宅火災の現状と住宅防火対策のポイント
様々な火災の中でも、特に住宅で発生する火災で多数の死者が出ており、その出火原因は、たばこ、ストーブ、こんろ、電気機器など、生活するうえで身近にある機器が多くを占めます。
また、住宅火災で亡くなられる方の約8割は、65歳以上の高齢者であり、さらなる高齢化の進展に伴い、高齢者の占める割合が増加することが懸念されます。
このような現状を踏まえ、消防では、住宅火災を予防し被害の軽減を図るため「住宅防火 いのちを守る 10のポイント」を推奨しています。
日頃から取り組んでいただく住宅防火対策の「4つの習慣」・「6つの対策」を参考に、大切な命と財産を守りましょう。
住宅防火 いのちを守る 10のポイント
4つの習慣
- 寝たばこは絶対しない、させない
- ストーブの周りに燃えやすいものを置かない
- こんろを使うときは、火のそばを離れない
- コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
6つの対策
- 火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろは安全装置の付いた機器を使用する
- 火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
- 火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、家具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する
- 火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく
- お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく
- 防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防災対策を行う
映像のリンク先は、総務省消防庁「住宅防火 いのちを守る 10のポイント」をご覧ください。
パンフレットのリンク先は、「住宅防火 いのちを守る 10のポイント」をご覧ください。