令和3年12月施政経過


 ご報告に入ります前に、議員各位には日頃より市政の進展にご尽力いただいておりますことに対し、心から感謝を申し上げる次第でございます。


 初めに、本市消防職員が福島県青少年健全育成条例違反により、市民の皆様の信頼を損なうことになりましたことを心よりお詫び申し上げます。このような不祥事が再発することのないよう、職員の管理監督、服務規律遵守を徹底するとともに、市民の皆様の信頼回復に向けて努めてまいります。


 それでは、令和3年第4回高萩市議会定例会の開会にあたり、施政の経過と現況についてご報告申し上げます。


 初めに、新型コロナウイルス感染症に係る本市の状況等について申し上げます。

 過去最大の流行となった新型コロナウイルス感染症の第5波も9月下旬以降収束し、国においては、令和3年4月から発出されていた「緊急事態宣言」や、「まん延防止等重点措置」について、9月30日をもって全都道府県で解除しました。
 そのような中、茨城県においては、9月27日に「茨城版コロナNext」をステージ3からステージ2へ、さらに10月7日にはステージ1へ移行しました。
 本市の感染者の発生状況につきましては、9月の発生を最後に累計で74人となっております。
 県内でも感染者数を少なく抑えられましたことは、ひとえに、市民の皆様、事業者の皆様、医療従事者の皆様のご理解、ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。引き続き、感染症対策にお取り組みくださいますよう、改めてお願い申し上げます。

 新型コロナウイルスに係るワクチン接種につきましては、個別接種・集団接種ともに順調に進んでおり、11月末で22,926人の方が2回目の接種を終えております。
 また、今回新たに対象となる5歳から11歳までの接種については、国の動向を注視しております。
 なお、3回目のワクチン接種券につきましては、2回目の接種から8ヶ月経過した方に対し、11月下旬から順次発送しております。本市では1月以降、市内医療機関に勤務する医療従事者から、3回目の接種を実施する予定であります。引き続き医師会と連携し、ワクチン接種に全力で取り組んでまいります。


(新型コロナウイルス感染症に関する支援)

 次に、新型コロナウイルス感染症対策に関連する主な支援事業について申し上げます。

 小規模企業者・個人事業主を支援する「たかはぎ小規模企業者・個人事業主応援給付金」につきましては、11月末をもって申請受付を終了し、256件、2,560万円の交付決定を行ったところでございます。
 来店客が減少している小売店を応援するために実施しております「たかはぎ小売店応援リピートクーポン事業」につきましては、11月末日現在、73店舗に参加登録をいただき、市内外の方々にご利用いただいているところでございます。
 子育て世帯への生活支援策としましては、「新生児子育て応援臨時給付金」の給付を進めるとともに、「たかはぎ子育て世帯応援飲食クーポン」事業を11月から開始しました。11月末日現在、44軒の飲食店に参加登録をいただき、子育て世帯の方々にご利用いただいているところでございます。
 また、今定例会では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているひとり親世帯の負担を軽減するため、児童1人あたり2万円を給付する「ひとり親世帯応援特別給付金経費」として補正予算801万5千円をご提案いたしております。


 次に、地域公共交通施策について申し上げます。

 ダイナミックルーティングシステムにつきましては、10月から実証運行の第2段階に入り、「My Ride のるる」の利用対象エリアを市街地全域へ拡大し、合わせて運行車両を2台に増やしました。一方、日中に運行していた大型商業施設等を結ぶ市街地循環線は、「My Ride のるる」へ移行いたしました。
 なお、「のるる」のスムーズな利用につながるよう、各地区において利用方法の相談会を開催いたしました。引き続き、市民の利用状況を注視しご意見を伺いながら、年明けの1月4日からの第3段階に向けて準備を進めております。


 次に、高萩・北茨城広域事務組合において進めている一般廃棄物処理施設整備につきましては、建物の基礎工事やごみピット等の地下躯体工事が年内に完了し、年明けからは地上躯体工事に入る予定であります。引き続き、北茨城市、高萩・北茨城広域事務組合と連携し、ごみ処理施設整備工事を進めてまいります。



 続きまして、3つの柱ごとの主な施策について申し上げます。


 はじめに、1つ目の柱『誘致事業』についてであります。

 観光につきましては、減少した観光客の回復及び秋の行楽シーズンにおける観光誘客を図るため、SNSを活用し、花貫渓谷の紅葉状況や観光スポット等の情報を配信するとともに、観光スポットの魅力を周知するための観光プロモーションポスターを作製し、県内の道の駅等に配布いたしました。
 また、県北地域の知名度向上、誘客促進を図るため、県と県北6市町の連携による、「伝説と民話」をテーマとした青春ファンタジーWEB動画「県北高校フシギ部の事件ノート」を制作し、本市では、花貫渓谷にあります不動滝の河童伝説をもとに撮影を行いました。9月16日より県公式インターネットテレビ「いばキラTV」でこの動画の配信を行っております。


 次に、2つ目の柱『交流事業』についてであります。

 市長室開放事業につきましては、第4回目を10月20日に開催いたしました。1組4名の方にご参加いただき、市の活性化策など、多岐に渡る意見交換を行いました。引き続き開かれた市政運営に取り組んでまいります。

(アウトドアシンポジウム)

 高萩アウトドアシンポジウムにつきましては、10月3日に文化会館にて開催をいたしました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客開催となりましたが、全国から、オンラインにより517名の方々にご視聴いただきました。当日は、キャンパーでもある芸人のヒロシ様とベアーズ島田キャンプ様より「なぜキャンプをするのか」をテーマとしたご講演をいただき、全国で活躍するアウトドア関係者や市内キャンパーによる「高萩だから味わえるアウトドア」をテーマとしたパネルディスカッションを行いました。

(地域おこし協力隊)

 地域おこし協力隊につきましては、令和元年度に委嘱した2名が、下君田の民家の蔵をフィンランド式サウナへ改修し、10月26日にグランドオープンいたしました。今後は、隣接している空き家を宿泊可能な施設に改修し、交流人口の拡大に努めるものであります。

(観光関係)

 花貫渓谷における「紅葉まつり」につきましては、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催を中止しましたが、本年は感染症対策を講じ、11月6日から11月28日まで開催いたしました。例年、好評を得ております高萩駅から会場までのシャトルバスの運行に加え、今年度はタクシーやレンタカー利用者への助成を行い、2次交通の充実を図ったところであります。例年より短縮した期間ではありましたが、県と連携し制作したWEB動画配信の効果や天候に恵まれたことで、入込客数は、48,208人となりました。
 また、穂積家住宅を活用した「高萩茶寮」につきましては、夏のカフェに引き続き、10月30日から12月19日まで秋のレストラン事業を実施しております。
 なお、11月2週目と3週目の金曜日と土曜日の4日間については、庭園のライトアップや、完全予約制で地酒や地元食材を提供する夜の特別イベントを開催し、新たな取り組みを図ったところであります。

(スポーツ交流)

 新型コロナウイルス感染症の影響により、開催を延期しておりました「令和3年度全国中学生ウエイトリフティング選手権大会」につきましては、日本ウエイトリフティング協会と協議し、12月25日・26日の2日間にわたり、文化会館において無観客で開催することといたしました。
 「体力つくり市民歩く会」につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、開催は中止いたしましたが、その代替イベントとして、個人のスマートフォンを活用した「オクトーバー・ラン&ウォーク」に市として参加し、101名の市民に参加いただき、新たな生活様式の中でのスポーツを楽しんでいただきました。
 「たかはぎ駅伝競走大会」につきましては、70回目の記念大会を12月に開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、今年度は開催を見送り、来年度に記念大会を開催することといたしました。


次に、3つ目の柱『支援事業』についてであります。

(子育て支援)

 本市の子育て支援施設の中心となる公立認定こども園につきましては、建設工事を進めております。なお、今定例会では、開園にむけた設置及び管理に関する条例、移行準備経費としての補正予算をご提案いたしております。
 また、認定こども園の送迎時等に使用いたします、市営春日町第二駐車場につきましては、11月にフェンス改修工事契約を締結し、令和4年1月末の工事完了に向けて整備を進めております。

(教育関係)

 学校教育につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として、9月の臨時休業期間中、一人一台のタブレットを活用し、家庭におけるオンライン学習を実施いたしました。
 また、10月14日には小中学校の情報教育担当と生徒指導担当教諭の参加の下、ICTを効果的に活用し児童生徒の質の高い学びを実現するために、ICT活用研修会を開催いたしました。
 なお、情報モラル教育事業につきましては、学級活動や総合的な学習の時間などにおいて、具体的な事例を学習することにより、児童生徒一人一人の情報活用に関する正しい知識、判断力の定着に努めております。
 市内小・中学校の学校行事につきましては、修学旅行や宿泊学習の代替遠足、校外学習などを、バスの増便等による新型コロナウイルス感染症対策のもとで実施いたしました。
 なお、ヤングアメリカンズ派遣事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、開催は中止となりました。

(生涯学習)

 高萩市子ども会育成連合会主催による野外活動学習「サマージャンボリー」につきましては、11月6日・7日の2日間、大和の森高萩スカウトフィールドを会場に、「サマージャンボリー in オータム」を開催いたしました。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、他の学習活動等を中止したことから夏休み期間中の実施を見送り、対象学年を小学4年生から、5年生・6年生までに拡大し、参加しやすいデイキャンプ形式で実施したところであります。参加した50人の子どもたちからは、「すごく楽しかった」、「また参加したい」などの声が多数寄せられました。
 「第35回高萩市子ども作品展」につきましては、11月27日から29日までの3日間、市民体育館において開催し、子どもたちから寄せられた書画や造形物の展示を行いました。
 図書館につきましては、10月1日から電子書籍の貸し出しを開始いたしました。11月末日現在、615冊分の電子書籍を導入し、833名の方々にご利用いただいております。なお、今定例会では、電子図書館を充実させるため、電子書籍を増冊するための経費をご提案いたしております。今後も順次電子書籍を追加していくとともに、市民の皆様に活用いただけるよう、広く周知してまいります。

(介護予防)

 高齢者の介護予防・重度化防止として、大変好評を得ております水中介護予防事業「らくらく水中ウォーキング」につきましては、緊急事態宣言の発令により教室を一時休止としておりましたが、緊急事態宣言が解除された10月より教室を再開いたしました。

(地域見守り)

 地域見守り活動につきましては、本市において新たな移動スーパー「とくし丸」を展開する株式会社セイブと11月  22日に「地域見守り活動の協力に関する協定」を締結いたしました。この協定により、移動スーパー「とくし丸」が事前登録のある高齢者宅や施設に出向いた時に、利用者である高齢者の見守り活動を行っていただくものであります。

(男女共同参画推進)

 男女共同参画の推進につきましては、すべての女性が活躍できる機会の創出を図るため、市内外で活躍する女性2名を講師にお迎えし、「キラリと輝く人材応援セミナー」を9月から10月にかけて延べ4回開催し、女性活躍推進や起業に興味がある方など31名の方に受講いただきました。
 また、女性活躍推進に対する理解を深めるとともに、職業選択の幅を広げるため、県のダイバーシティ推進センターの職員及び市内で働く方2名の方にご協力をいただき、市内中学校の2年生を対象とした出前講座を11月より開催しております。引き続き、多様な生き方を認め合い、誰もが自分らしく輝けるまちを目指してまいります。

(地球温暖化対策)

 再生可能エネルギービジョンの策定につきましては、エネルギーの利活用などについて、市民及び事業者等を対象としたアンケートを実施いたしました。また、本市が有する再生可能エネルギーのポテンシャルについて調査を行い、導入の可能性について検討を重ねているところであります。

(防災・減災対策)

 防災行政無線と連動し、災害に関する情報を市民の皆さまへいち早く配信する防災アプリの整備事業につきましては、10月に導入委託契約を締結し、年度内完成に向けて整備を進めております。
 防災啓発につきましては、台風等の大雨災害時における逃げ遅れゼロを目指し、「自助」「共助」の精神を育む事業として、11月8日に中央公民館において出前講座を開催いたしました。具体的には、のぞみ大学生20名参加のもと、マイ・タイムラインの作成や防災マップの確認、災害情報の入手方法などについて講義を行いました。
 また、災害協定につきましては、11月20日、公益財団法人ボーイスカウト日本連盟と「災害時における緊急避難者の受入れ等に関する協定」締結式を行いました。ボーイスカウト日本連盟が自治体との協定を結ぶのは初めてのことになります。この協定により、大規模災害等の発生時、大和の森高萩スカウトフィールドにおける被災者の受け入れを可能とすることで、更なる災害対応力の向上に繋げてまいりたいと考えております。
 さらに、11月24日には、子どもたちへの防災教育の一環として、東北福祉大学のご協力のもと、防災クイズなどを通じて楽しく防災について学ぶ「萩っ子防災訓練」を東小学校で開催いたしました。引き続き、災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。

(道路関係)

 市道212号線道路改良事業につきましては、工業団地内の市道1013号線から一般廃棄物処理施設入口までの区間、約600mの工事を進めております。現在、土留め擁壁の施工と同時に路面舗装に向けた整備を進めているところです。
 次に、地方創生整備促進交付金を活用した観光周遊ルートの整備についてであります。
 市道104号線道路改良事業につきましては、路線測量が完了し、路線に並行する河川の整備に関する協議や、境界確認を進めているところです。
 都市計画道路3・4・1号安良川下手綱線につきましては、道路整備に向けた用地取得のため土地所有者との交渉を進めております。

(農林振興)

 林業振興事業につきましては、茨城県森林環境湖沼税を財源とした「身近なみどり整備推進事業」を活用し、秋山中学校東側の山林0.8haの整理伐及び下刈りについて、準備を進めているところであります。
 有害鳥獣対策につきましては、今般の茨城県内における豚熱の感染拡大の影響により、11月末現在のイノシシの捕獲頭数は69頭となっており、前年同時期の272頭と比較しましても、大幅に減少しております。
 また、養豚業への影響を防ぐため、11月25日に、すでに市内で豚熱感染が確認されている大能地区、中戸川地区内10か所に経口ワクチンの散布を行ったところであります。

(交通安全・防犯関係)

 交通安全及び防犯活動についてであります。
 交通安全対策としましては、9月21日から30日までの秋の全国交通安全運動期間において、各種関係団体等と連携し、通学路の立哨や薄暮における6号拠点立哨を実施しました。
 なお、11月10日に交通死亡事故連続ゼロ1,000日を達成し、茨城県交通安全対策協議会より、特別表彰を受賞したところです。引き続き、交通死亡事故ゼロが継続できるよう、高萩警察署や交通安全協会、関係機関との連携のもと、啓発活動の充実に努めてまいります。
 防犯意識の啓発につきましては、10月11日から20日までの全国地域安全運動期間にあわせ、市内の大型スーパーにおいて、高萩警察署と合同で街頭キャンペーンを行いました。引き続き、市民の防犯意識の高揚を図り、高萩警察署や防犯協会等との連携のもと、ニセ電話詐欺等の被害者が生じないよう努めてまいります。

(消防)

 次に消防関係についてであります。
 消防署におきましては、11月4日、5日の2日間において、茨城県防災航空隊と山岳地における実践的な訓練を実施し、防災航空隊との連携を確認するとともに、救助技術の向上を図ったところであります。
 また、秋季全国火災予防運動期間中の11月9日に、高萩ニッカン株式会社の大森葵さんを一日消防長に任命し、火災予防の啓発活動を行い、市民の皆様や事業所等への火災予防意識の高揚を促し、関係団体との連携強化に努めました。
 消防団活動につきましては、11月7日に小型ポンプを使った「火災防ぎょ訓練」を実施し、団員の消火技術の向上、各分団の連携強化、安全管理の徹底を図りました。

(土地開発公社)

 高萩市土地開発公社につきましては、茨城県知事による認可を受け、10月12日付で解散いたしました。現在、土地開発公社が保有する残余財産の処分など清算事務を進めており、年内に清算結了となる予定であります。

(水道事業)

 水道事業につきましては、上手綱の1箇所の配水管布設替工事、関口浄水場において動力設備更新工事が完了いたしました。現在、配水管布設替等工事4箇所、第一浄水場においての管理棟耐震改修工事実施設計委託及び薬品沈殿池耐震補強工事を年度内の完成に向けて進めております。



 最後に、明秀学園日立高等学校野球部の活躍であります。
 11月7日に行われた秋季関東高校野球大会において、明秀学園日立高等学校が見事に優勝を飾り、明治神宮大会への出場を果たされました。日頃より高萩キャンパスグラウンドで練習をされている選手の皆さんが、全国大会である明治神宮野球大会に関東代表として出場したことを大変嬉しく思います。

 

 以上、主な施政の経過と現況について申し上げましたが、行政運営につきましては、引き続き効率的かつ効果的な事務事業の執行に努めてまいる所存であります。

 議員各位には、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、施政経過報告といたします。

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  • 【更新日】2021年12月3日
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