令和8年9月施政経過

  ご報告に入ります前に、議員各位には日頃より市政の進展にご尽力いただいておりますことに対し、心から感謝を申し上げます。

 

  初めに、本年7月28日に発生した令和8年熊本地震及び8月13日に発生した令和8年8月千葉豪雨によりお亡くなりになられた方のご冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、ご遺族並びに被災者の皆様に対しまして、心からお見舞いを申し上げます。
  被災された方々が、一日も早く日常生活を取り戻されますことを心から願うものであります。

 

  それでは、令和8年第3回高萩市議会定例会の開会にあたり、施政の経過と現況について、第6次総合計画に掲げた6つの基本政策ごとに、ご報告申し上げます。

 

初めに、安心を支える『保健・医療・福祉』についてであります。

 

(少子化対策・子育て支援)

  少子化対策につきましては、8月2日に男女の出会いを創出する新たな取り組みとして、茨城県や近隣市との共催による恋活イベント「恋する花カフェ」を24名の参加により総合福祉センターにおいて開催いたしました。
  また、いばらき出会いサポートセンターへの入会について、希望のある方に対し案内を実施したところであります。
  子育て支援につきましては、たかはぎ認定こども園において、園児同士の交流及び就学前に学校施設に慣れることなどを目的とした市内の民間保育施設や、小中学校との交流事業を実施いたしました。6月22日に高萩小学校2年生の児童とザリガニ釣りを一緒に楽しみ、7月10日には東小学校体育館において、同仁東保育園の園児たちとミニ運動会を実施し交流を深めたところです。
  今後も民間保育施設や、小中学校との連携を図りながら、園外行事についても計画的に実施するとともに、引き続き未来を担う子ども達のために、良質な幼児教育・保育環境の提供に努めてまいります。

 

(高齢者福祉)

  認知症普及啓発事業につきましては、8月17日に小学生向けに「認知症サポーター養成講座」を開催し、ご本人に寄り添った対応などについて学習いたしました。
  また、9月は「認知症月間」であることから、本庁舎への懸垂幕の掲示や、シンボルカラーであるオレンジ色のライトアップを実施し、啓発を図っているところであります。
  なお、9月26日には、認知症に関する特別映画上映会を予定しております。認知症になっても、仲間とつながりながら、希望を持って自分らしく暮らし続けることができるという考え方である「新しい認知症観」の理解促進と、本人参画に重点を置いた認知症施策を推進してまいります。

 

次に、たくましさを育む『教育・文化』についてであります。

 

(教育関係)

  通学路の安全対策につきましては、7月28日に高萩市通学路交通安全プログラムに基づく合同点検を実施し、各小中学校等から要望のあった危険箇所15箇所について、高萩警察署、道路管理者、小中学校等の関係機関により現地を確認いたしました。
  今後、点検結果に基づき、道路管理者や警察等と連携を図りながら、安全な通学環境の確保に努めてまいります。
  教育環境の整備につきましては、ICT教育用タブレット端末が7月22日に納品され、9月中に全ての学校に導入できるよう、現在、初期設定及び学習ソフト等のインストール作業を実施しているところであります。
  また、電子黒板につきましても10月上旬までの納品を予定しており、ICT教育の環境向上を図っております。
  学校教育につきましては、6月29日に秋山小学校、7月9日にたかはぎ認定こども園、7月14日に松岡中学校への訪問指導を実施し、学校(園)運営や授業(教育活動)などに対する具体的な指導・助言により、学校(幼児)教育の質的向上に努めました。
  また、7月29日に授業力向上研修会を実施し、指導主事や教科等指導員からの助言などを受けながら若手教員の授業力向上に努めました。
  広島平和学習派遣事業につきましては、8月6日、7日の2日間にわたり実施いたしました。小中学生21名が参加し、広島平和記念資料館や原爆ドームへの訪問、被爆体験者の話を直接聞くなど、戦争の悲惨さと平和の尊さについて学習する機会となりました。
  なお、派遣事業に参加した児童生徒は、8月15日の本市の戦没者追悼式にも参列され、更に平和についての考えを深められました。
  イングリッシュキャンプ派遣事業につきましては、8月2日、3日の2日間にわたり、福島県天栄村の「ブリティッシュヒルズ」において実施いたしました。中学生12名が参加し、外国人講師によるオールイングリッシュの研修を通して、基礎的な英語力の向上を図るとともに、英語に対する興味関心を高め、英語の必要性を再認識する機会となりました。
  民間スポーツクラブと連携した水泳学習につきましては、4月から7月までの4か月で、幼児教育施設では延べ70名の幼児が、小学校では延べ1,726名の児童が、中学校では延べ134名の生徒が参加し、インストラクターによる専門的な指導を通して、体力及び泳力の向上を図りました。

 

(生涯学習)

  青少年の健全育成事業につきましては、7月18日、19日に高萩スカウトフィールドにおいて、小学4年生から6年生までを対象とした「サマージャンボリー」と、友好都市である山形県新庄市の小学生が来訪する「高萩ジャンボリー」を合わせて実施いたしました。子ども達は、お互いに交流を深めながら、レクリエーションや海遊びを体験いたしました。
  また、8月7日には小学5・6年生を対象とした少年探検講座「高萩の自然を探る」を実施し、豊かな自然に触れながら、他校の児童との交流を深めました。
  さらに、8月22日、23日には高萩市の子ども達が新庄市を訪問する「萩っ子歴史探検隊」を開催し、新庄市の歴史、文化などを学び交流を深めました。

 

(スポーツ振興・普及)

  スポーツの振興・普及につきましては、プロアメリカンフットボールのXリーグ「茨城セイバーズ」を運営する株式会社茨城セイバーズと6月12日に、ジャパンラグビーリーグワン「日立Sun Nexus茨城」を運営する一般社団法人日立Sun Nexusと8月19日に、それぞれ「フレンドリータウン協定」を締結いたしました。
  また、昨年9月に「フレンドリータウン協定」を締結いたしました女子バレーボールチーム「Astemoリヴァーレ茨城」につきましては、7月25日の高萩まつりにおいて、PR大使2名によるトークショーやじゃんけん大会が行われ、大いに盛り上がりました。更に、8月2日高萩中学校において、市内の小中学生を対象としたバレーボール教室を開催し、選手から直接指導を行っていただきました。
  引き続き、スポーツを通した青少年の健全育成、市民の健康増進及び豊かな社会生活の実現に取り組んでまいります。

 

(市民文化)

  市民文化事業につきましては、6月14日に総合福祉センターとリーベロたかはぎにおいて「子ども文化教室1日体験講座」が開催されました。文化協会の9団体が体験ブースを設け、84名の児童生徒が伝統文化の体験をいたしました。
  また、6月20日には、長久保赤水記念館において、朗読とハンドパンとエレクトーンの演奏による6月をテーマに文学作品を発表した「ミュージアムコンサート」を実施いたしました。
  文化会館自主事業につきましては、夏休み子ども映画会として、8月11日に「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城(きがんじょう)」を上映し、多くの方々に楽しんでいただきました。

 

次に、元気を引き出す『経済・産業』についてであります。

 

(農林業)

  水田農業対策につきましては、国の経営所得安定対策に基づき、水田等の現地調査を実施しております。8月末現在における主食用米の作付面積は、昨年度と比較し22.8ha増の301.8haとなります。なお、収穫量としては推計で約111トンの増産となる見込みでありますが、需給調整にかかる生産数量目標に相当する作付率の上限57.8%に対して48.3%となる見込みであります。
  有害鳥獣被害対策につきましては、8月末現在におけるイノシシの捕獲頭数は50頭であり、前年同時期の26頭と比較しますと、約2倍に増加しております。引き続き、農作物等への被害防止に努めるとともに、高萩市鳥獣被害対策実施隊と連携し、対策の強化に努めてまいります。
  また、農作物被害防止のための電気柵設置に対して支援する「高萩市鳥獣被害防止施設整備補助金」につきましては、8月末現在で8件の申請があり、補助決定したところであります。
  林業振興につきましては、森林環境譲与税を活用して森林所有者間の境界を調査する森林境界明確化業務委託契約を7月13日に締結し、効率的な森林整備の推進に努めております。
  農業用施設整備事業につきましては、大字高萩西原地区の水路改修工事の発注に向け、準備を進めております。

 

(商工業)

  雇用対策につきましては、6月24日に雇用対策協定運営協議会による企業見学会を開催し、市内の高校2年生118名が参加いたしました。松久保及び手綱工業団地を中心とした地元企業6社の職場見学を通して、事業や業務内容への理解を深める機会となりました。
  また、7月23日には高萩地区雇用対策協議会総会を総合福祉センターにおいて開催し、地域雇用等に関する協議のほか各企業で活躍される12名の方が、優良従業員として表彰を受けられました。

 

(観光)

  第54回高萩まつりにつきましては、7月25日に開催し、迫力のある各地域の神輿や山車の響演、市民団体による流し踊りが行われました。猛暑の中での開催となるため、熱中症対策を十分に施し、会場内3か所へ冷水器の設置や給水車の配置など、クーリングスポットの設置を行い、約27,000人の来場者に楽しんでいただきました。
  海水浴場につきましては、8月1日から23日まで開設するとともに、同期間においてウォーターアスレチックを開設し、子どもから大人まで楽しめる海水浴場として運営いたしました。
  全国的な「海水浴離れ」の傾向に加え、茨城県初上陸となった台風15号による影響もありましたが、県内外の家族連れなど、昨年を上回る約10,000人の方々に高萩の海を楽しんでいただきました。

 

次に、快適を見守る『生活環境』についてであります。

 

(地球温暖化対策)

  エネルギー構造高度化に向けた公共施設FS(フィジビリティスタディ)調査及び理解促進業務につきましては、6月17日にプロポーザル評価委員会にてプレゼンテーション審査を行い、6月24日に選定業者と委託契約を締結し、業務を進めているところであります。

 

(環境衛生)

  高萩市斎場につきましては、待合室の段差を解消しバリアフリー化等を図るため、斎場待合室改修工事請負契約を6月12日に締結し、年内の完成に向けて工事を進めているところであります。

 

(交通安全)

  交通安全対策につきましては、7月15日から24日までの10日間、「夏の交通事故防止県民運動」を実施し、7月15日にハローワーク高萩前交差点において、高萩警察署及び関係団体の協力を得て啓発物品の配布を通し、ドライバーや歩行者等に対する交通安全の意識啓発を行いました。
  引き続き、広く市民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけ、交通事故防止の徹底を図ってまいります。

 

(消防)

  消防関係につきましては、夏の水難事故に備えた救助訓練・潜水訓練を実施したほか、海水浴場開設期間中には、海岸の巡回や来場者への水難事故防止啓発を実施いたしました。
  消防団につきましては、6月21日に開催された第77回茨城県消防ポンプ操法競技大会県北地区大会において、下君田地区第18分団が小型ポンプの部に出場いたしました。団員が仕事の傍ら夜間訓練を重ね、本市消防団が一丸となって取り組んでおり、本市の消防技術の向上と士気高揚が図られました。

 

(防災・減災対策)

  高萩市総合防災訓練につきましては、6月28日に実施を予定しておりましたが、台風7号及び8号の接近に伴う悪天候への対応のため、中止の判断をいたしました。今後は、各種出前講座等を通じて、市民への防災意識の啓発に努めてまいります。

 

(防犯)

  防犯対策につきましては、7月1日から20日までの20日間、「夏の犯罪抑止活動」を実施し、7月15日の交通事故防止県民運動キャンペーンに合わせ、高萩警察署及び関係団体の協力を得て啓発物品の配布を通し、ドライバーや歩行者等に対する犯罪抑止や被害防止の意識啓発を行いました。
  引き続き、市民の防犯意識の高揚を図り、高萩警察署や防犯協会等と連携しながら地域ぐるみの防犯活動の推進に取り組んでまいります。

 

次に、便利さを生み出す『社会基盤』についてであります。

 

(中心市街地)

  中心市街地活性化施策につきましては、高萩駅前ロータリーや跨線橋など高萩駅西口駅前広場全体の整備に着手するため、学識経験者や地元商店会、交通事業者及び茨城県など関係団体で構成する「高萩駅周辺地区再整備基本計画策定委員会」を8月5日に開催し、基本計画の策定に向け検討を進めております。
  昨年8月に策定した「高萩駅周辺地区再整備基本構想」の実現に向け、今後も市民をはじめ駅前商店会の方々との合意形成を図りながら進めてまいります。

 

(道路・河川関係)

  交通安全施設整備事業につきましては、通学路合同点検プログラムに基づく給食センターから東小学校までの歩道整備工事について、市道1318号線は6月11日に、市道1408号線は7月30日にそれぞれ契約を締結し、年度内の完成に向けて工事を進めているところであります。
  都市計画道路3・4・1号安良川下手綱線につきましては、市道1132号線との接続工事が完了し、8月17日から供用を開始したところであります。
  橋梁につきましては、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、常磐自動車道に架かる上手綱橋の橋梁補修工事について、8月4日に契約を締結し、年度内の完成に向けて工事を進めているところであります。
  また、河川につきましては、準用河川除草・堆積土砂撤去に係る業務委託契約を7月13日に締結し、準用河川等の適正な維持管理に努めております。

 

(公共交通)

  公共交通施策につきましては、高萩市地域公共交通計画の改訂に合わせ、昨今の物価高騰や、運転士不足の影響を受ける中、効率的かつ持続可能な公共交通体系の構築を図るため、国土交通省の補助事業を活用し、エリア一括協定運行事業の導入調査を進めております。
  「MyRide のるる」のほか、定時定路線バスやデマンド型乗合タクシーなどそれぞれが持つ特徴を活かし、交通事業者と連携しながら、将来に向け持続可能な公共交通ネットワークの構築を図ってまいります。

 

(水道関係)

  水道事業につきましては、高萩市水道ビジョンに基づき、秋山地内の老朽化した管路の更新工事を7月10日に契約締結し、年度内の完成に向けて工事を進めております。
  工業用水道事業につきましては、下手綱地内における工業用水道配水管布設替工事の発注に向け、関係機関と調整し準備を進めております。

 

(情報・通信)

  情報化施策につきましては、「高萩市DX(デジタルトランスフォーメーション)推進計画」に基づき、各種行政手続などにおけるデジタル化の推進など、デジタル技術を活用した市民の利便性の向上や、業務効率化を図り、行政サービスの更なる向上に努めてまいります。

 

次に、底力を高める『地域経営』についてであります。

 

(市政経営)

  行財政の健全化につきましては、「第5次高萩市行財政健全化計画」に基づき、これまでの取り組みを一段と強化しつつ、引き続き行財政健全化に取り組んでまいります。
  物価高騰対策につきましては、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用して実施する「たかはぎ生活応援事業」について、6月29日から全市民を対象に一人当たり1万円相当分のギフト券を配布しております。市民一人ひとりが生活の中で効果を実感できるよう支援してまいります。
  公共施設等の整備・利活用につきましては、昨年8月に策定しました「高萩市公共施設等管理計画再改訂版」により、施設の機能は減らすことなく集約を進めることで利便性の向上や機能の充実を図ることを目指し、限られた財源の中で人口規模に合わせた施設の適正規模・適正配置を進めてまいります。

 

(市民協働)

  高萩まちづくり支援金事業につきましては、新たな「にぎわいづくり事業」として、下君田地区において、7月19日に高萩ユーフィールドで、キャンプを通して防災を学ぶ「森の学校 防災キャンプ」が開催されました。
  また、8月8日から9日までの2日間には、古民家を改装したサウナ施設「コアミガメ」で県内外の親子を対象に広域交流型の自然体験イベント「ケサロマ」が開催されるなど、市民の創意と工夫による地域の資源を活かした事業が実施されております。

 

(移住・定住)

  移住・定住施策につきましては、移住・定住の前段階である関係人口創出事業として、本市に興味のある市外の20代から30代を中心としたフリーランスなど8名の方に、7月25、26日の2日間で、本市にお越しいただいたところであります。本年度につきましては、3年計画で高岡地区、高萩地区と続けてきた広報誌作成の集大成ともいえる松岡地区にスポットを当てた移住・定住者向けの広報誌を作成する予定で、歴史や文化、飲食店など、よそ者目線からの取材を通じ、年内完成を目指しているところであります。

 

  以上、主な施政の経過と現況について申し上げましたが、行政運営につきましては、引き続き効率的かつ効果的な事務事業の執行に努めてまいる所存であります。

  議員各位には、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、施政経過報告といたします。

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  • 【更新日】2026年9月4日
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